私はタルク星に住んでいる、タルッコ通信の特派員Aだ。
名前は匿名にさせてほしい。
命の危険があるのだ。
あなたは知っているだろうか? タルク星で噂される数々の伝説を…。
ここで明かされるのは、タルク星に隠された謎の、ほんの一部である…。
■伝説その1
遠い昔、3連星であるタルク星、ダルク星、アルク星で戦争が起こり、
それぞれの星の住人の人口は激減してしまった。
そして現在、過去を知るものはほとんど寿命で死んでしまっている。
しかしある老人は言った。
「タルク星には、大きな謎が潜んでいる。
この星の未来を大きく左右するような謎があると、先代は言っておった。
それを解く鍵は、『古文書』じゃ。
古文書はタルク星のいたるところに落ちており、
多くは地面を少し掘れば見えるようなところに埋まっている。
その古文書に、タルク星の謎を解く鍵が潜んでいるのじゃ!
古文書を集め、その謎のピースを組み合わせれば、隠された謎の全容が
見えてくるかもしれん…。
そして、この3連星が生まれたワケと、戦争の原因も明らかになるじゃろう…。
ワシも古文書を探しておるのじゃが、なにぶん腰が悪くてあまりアクティヴに
動けんのじゃ。
すぐにグッキリ腰になって、ヘッピリ腰になってしまうのじゃ!
頼む、どうかワシの代わりに、古文書の謎を解いてくれ!」
■伝説その2
「おぬしは『金の宝箱』を見たことがあるか?
ワシは一度だけ、偶然金の宝箱に遭遇したことがある!
なんともまばゆいばかりの光を放っておった!
当然ワシは、おそるおそるその箱を開けようとした!
いったい中になにが入っているのか?
調べずに帰ったら、臆病もんと言われるだろうから、開けるしかなかった!
いや、ワシも中を見たかったんじゃ!
しかしその瞬間、大きなダルク星人が現われ、火の玉を怒涛のように吐いてきたのじゃ!
戦慄を覚えたワシは、ケツに火がついたまま、転がるように逃げ帰ってきた!
ホントに死ぬかと思ったのじゃ!
いったいあの金の宝箱の中には、なにが入っておるんじゃろう…?
なにか出し方があるんじゃろうか?
そのほかにも、『ピラミッド』やら『タワー』やら『見たことのない人』を見たとの
目撃証言もある。
ほかにも、いろんな話を聞いた。
どこまでホントなのかわからんのじゃが…」
■伝説その3
このタルク星を作った創造主たちは、どうやら危機にさらされているらしい。
ある者が言っておったのじゃが、
「このゲームシステムは、某社が作っていたものと酷似していたみたいだ。
うちが最初に発表してしまって、焦っているらしい」
「先日製作を中止しろと、圧力をかけるような電話が来た」
「ヤバいかもしれない…」
という声が、天から聞こえてきたそうじゃ。
創造主もいろいろなことで大変らしい…。
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老人から聞いた伝説は、とりあえずは以上だ。
また追加の情報を入手したら、緊急告知するので、見逃さないで欲しい。
それではまた会おう!
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